靴下を企画開発する際のゴールを考えてみる

靴下を開発をする際、お客様より「品質を落としてでも価格は下げたい」とのお声を頂くことがあります。

すべてにおいて価格を最優先として最低のスペックで開発を進める方法もありますが、先ずは何にこだわって、何を犠牲にするか具体的に検討されることをおすすめしております。

商談前にパチリと撮影。By LEITZ PHONE 1 2023/4/20
目次

靴下の品質を構成する3つの要素とは?

靴下の品質を構成する要素は、大まかに3つに分かれます。

履き心地

糸のグレード、網目の数、縫製の処理方法などによって、肌ざわりや履き心地が異なります。

デザイン

無地以外の靴下を企画する場合、デザインの再現性も品質に含まれます。

デザインの精度を上げるためには、何回も調整を繰り返す必要があります。

パッケージと梱包方法

店舗またはネットもしくは両方で展開するなど、用途によって求められるパッケージ方法が異なります。

特に店舗で販売する場合、お客様が手を触れらることを想定する必要があるため、一定の対策が必要になることがあります。

靴下を開発する際のゴールを検討してみる。

靴下開発のゴールをブランド価値及びリピート率の向上に置くとしたら、

「履き心地とデザインに重点を置き、パッケージを極力簡略化して価格のバランスをとる」

「履き心地に一点集中をし、デザインに伴うコストを極力削る」

などの施策が考えられます。

履いたときの心地がよくなければリピートが見込みにくくなる可能性がありますので注意が必要です。履き心地は外から見えないため、軽視されがちな部分です。

こだわらないとおっしゃるブランドのお客様もいらっしゃいますが、実際に着用されるのは靴下をご購入される一般消費者の方です。

仮に無償で配布するノベルティなどに限定して開発をする場合は、履き心地のグレードは重要ではないかもしれません。

まずは開発のゴールを検討されると優先順位が見えてくるのではないでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次